2026.09.08 【繊細な模様を機械加工で実現】CVN-50で職人技の再現に挑戦! 榎本工業 技術ニュース vol.115|榎本工業株式会社 高級時計の文字盤などに施されている、繊細で美しい「ギョーシェ彫り」をご存じでしょうか。 ギョーシェ彫りは、本来、専用の手動旋盤を使って職人が一枚ずつ加工する技法です。非常に手間がかかり、1日に仕上げられる枚数も限られています。 そこで今回は職人技として知られるギョーシェ彫りを、CNCによる機械加工で再現することに挑戦しました。 榎本工業の小型5軸加工機「CVN-50」のX・Y・Z・C軸による4軸制御を使用し、真鍮とアルミの2種類の材料にギョーシェ模様を加工することで、小型加工機による繊細な装飾加工の可能性を検証しました。 特徴 今回の加工では、模様の掘り込み深さを複数のパターンで試し、見え方を確認しながら加工条件を調整しました。 その結果、約40分の加工で装飾用途にも活用できる繊細な模様を実現することができました。 ・使用機種:小型5軸加工機 CVN-50 ・使用軸:X・Y・Z・C軸による4軸制御 ・加工材料:真鍮、アルミ ・加工時間:約40分 ・加工方法:クーラント加工(動画では乾式で加工) ・模様の掘り込み深さを複数パターンで検証 CVN-50は、時計をモチーフにしたペンダントやカフスなどの装飾品のほか、パネルやプレートの一部に模様を施した工業製品などへの活用が考えられます。 また、ギョーシェ加工とアルマイトや塗装を組み合わせることで、模様と色のコントラストを生かしたデザイン部品への展開も可能です。 小型5軸加工機 CVN-50 標準機について CVN-50は「小さなものは小さなスペースで作る」をテーマに設計しているCVNシリーズの小型5軸加工機です。 金、銀、チタンをはじめとする様々な材料の加工に適しており、時計や歯冠、噴射型ノズルなど、多岐にわたる業界で愛され続けている一品です。 また、カスタマイズをすることで特殊形状の部品加工や量産加工への対応も可能です。