2025.10.16 【レーザー加工活用事例集】刻印・印字・切断など多彩な事例をご紹介! 榎本工業 技術ニュース vol.96|榎本工業株式会社 榎本工業では、現場の課題に応じて多様な専用機を開発・製作しています。 加工・検査・搬送など、さまざまな工程を自動化する設備を手掛け、幅広い分野で活用されています。 その中から、今回はレーザー加工技術を活用した生産設備の活用事例をご紹介します。 使用したレーザー機器は以下になります。 YVO4レーザー:細かい文字や模様を、金属や樹脂などに高精細に印字・刻印できる CO2レーザー:樹脂や紙などの非金属に高速で印字・切断ができる ファイバーレーザー:金属への刻印や加工に強く、深い刻印や曲面への印字にも対応できる レーザー活用事例 レーザー刻印機 アルミ製品への文字や柄(意匠)を彫刻するためのレーザー刻印機。 固定したレーザーユニットに6軸ロボットでワークを寄せて印字する。 上面や側面への加工にも対応しており、25Wという高出力で深掘り印字も可能。 YVO4レーザーを用いることで、反射率の高いアルミのような素材でも細部まで精密な刻印を実現。 2次元コードレーザーマーキング機 製品のフランジ部に2次元コードを印字し、機内に設置されたコードリーダーで読取可否を判定する装置。 YVO4レーザーの高精細な出力によって、微細なコードパターンでも安定した印字品質を実現。サイクルタイムは35秒。 2D印字装置 CO2レーザーの特性を生かし、非金属であるセラミックの表面に焦げや変色を利用した明瞭な印字を高速で行う装置。 パレット上に搭載された多品種の円柱形状の製品を中央に揃えた後、側面に下地印刷、熱風乾燥、レーザー印字を行う。 ベルトレーザー切断機 ポリエステル製ベルトを、レーザーを用いて規定寸法・本数で高速切断し、箱詰めまでを行う設備。 CO2レーザーを利用し、非接触で素早く切断を行うため、刃物の摩耗やバリの発生といった課題を解消。連続的な寸法切断を安定して実行できる。 レーザーマーキング機 真鍮製品の曲面に対し、ファイバーレーザーで彫刻を行う装置。 高い金属吸収率とビーム品質を活かし、湾曲した表面にも安定したマーキングが可能。