2025.07.10 【加工事例集】小型5軸加工機CVN-50 活用例のご紹介 榎本工業 技術ニュース vol.92|榎本工業株式会社 榎本工業では、お客様の様々なご要望に対応したカスタム加工機を提供しております。 今回は、長年ご愛顧いただいている小型5軸加工機「CVN-50」の加工事例をピックアップしてご紹介いたします。 加工事例を通じて、CVN-50の特長をあらためてご確認いただければ幸いです。 加工事例 CFRP加工 鉄よりも軽量で剛性を持つ素材「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」にも対応しています。 繊維の層構造を意識した工具選定と加工条件により、バリや層剥がれを抑えた安定加工が可能。航空・車載・ロボット部品など、軽量・高剛性を活かした用途での試作実績も豊富です。 フィンの薄板形状加工 冷却部品などで使用されるフィンの薄肉形状加工にも対応しています。 多軸制御によって、複雑な曲面や微細ピッチの薄肉構造を効率よく高精度に加工可能。 試作段階でのフィン厚やリブ形状の確認にもご活用いただいており、熱交換器やデザインパネルなどへの応用事例も増えています。 タップ穴加工 標準機では非対応だったタップ穴加工ですが、多くのお客様よりご要望をいただき、同期タップを可能にしたCVN-50を製作しました。 回転軸のパワーアップに伴って電源を200Vに変更。また、タップ穴加工に対応するために使用ツールのサイズもアップしました。 小型5軸加工機CVN-50とは? CVN-50は「小さなものは小さなスペースで作る」をテーマに設計しているCVNシリーズの小型5軸加工機です。 金、銀、チタンをはじめとする様々な材料の加工に適しており、時計や歯冠、噴射型ノズルなど、多岐にわたる業界で愛され続けている一品です。 また、カスタマイズをすることで特殊形状の部品加工や量産加工への対応も可能です。