工作機械メーカーが提供する工作機械カスタムのソリューション

生産技術・工機部門の方へ

あらゆる加工専用機のご相談、テストカットを承ります

カスタム加工機
生産技術センター

カスタム加工機生産技術センター

お気軽にご相談ください

ご相談・お見積り

あらゆる無人化・省力化設備


導入のポイントがわかる


専用機ナビ

【世界初!】0.020mmの細穴加工ができる放電加工機開発中!

 

 

榎本工業 技術ニュース

vol.109|榎本工業株式会社

現在、補助事業の一環として「放電加工による微細穴あけ」をテーマに、穴径0.020mmに対して深さ10倍の穴あけを安定して行える加工機の実現を目指し、設備開発に挑戦しております。

 

今回は、その放電加工機の開発状況をご紹介します。

開発事例

〇 世界初を目指す0.020mm高アスペクト比加工への挑戦

今回の目標である「穴径0.020mmに対して深さ10倍の穴あけ」という高アスペクト比の加工は極めて難易度が高いです。

微細穴加工では、穴径が小さくなるほど、深穴加工が難しくなります。

通常であれば、金属が削れてできた加工くずも、加工液の流れによって外に排出されますが、穴が細く深くなるほど内部の流れが悪くなってしまうため、穴の中に溜まってしまいます。
そして、放電に必要なわずかな隙間が乱れ、安定した加工が難しくなるのです。

0.020mm細穴加工そのものは研究例もありますが、1台の設備として成立しているものはまだなく、榎本工業ではその設備化を目指しています。

〇 工程集約型ハイブリッド機の特長と想定用途

【設備の特長】

 ・放電加工とミーリング加工を1台に集約し、
ワンチャック加工を可能とした設備構成

 ・小型に特化した構成とし、省スペース化にも配慮

【設備仕様(予定)】

 ・装置寸法:1,300 × 800 × 1,700 m

 ・装置重量:約900kg

【想定用途】

 ・エンジン噴射系(自動車部品)

 ・タービンブレード(航空機部品)

 ・分析機器・カテーテル(医療関係)

 ・電子部品金型(半導体関係)など

〇 テスト加工の進捗状況

評価試作機を用いたテスト加工を実施し、穴径0.200mmから段階的に加工条件を検証

現在は、穴径0.020mmまでの微細穴放電加工を実施し、アスペクト比10倍の実現に向けた条件出しを継続

テスト加工後はワイヤーカットにて加工部を切断し、細穴断面の状態を確認

今後は、令和8年度の設備完成および販売展開に向けて、引き続き開発を進めていきます。
微細穴加工への対応が求められる分野に向け、検証と改良を重ねてまいります。

一覧を見る